SPECIAL特集

インタビュー

2020.06.25

vol.1 本格ピザづくりで贅沢な食卓
〜料理家・渡辺麻紀さんに聞いた3つのごちそうピザレシピ〜

お気に入りのものを揃えた空間でのんびり過ごす、家での時間。
ちょっと奮発したお酒に、手づくりのピザを焼いて、ワンランクアップのごちそうを準備してみませんか。市販の生地にトッピングするだけで華やかになるピザのレシピは、料理家の渡辺麻紀さん考案のもの。イタリアのピッツェリアのようにカリッとおいしいピザが焼けたら、いつもより特別な気分が味わえそう。

コンベクションオーブンが料理をおいしくしてくれる

渡辺さんがはじめてデロンギオーブンを持ったのは、25年ほど前。ひとり暮らしをするにあたり、実家にあったコンベクションオーブンを同じく料理家でいらっしゃるお母様から譲ってもらったのがきっかけだったそう。
「当時、フランスやイタリアに料理の勉強をしに行っていたので、ひとり暮らしでもオーブンはほしかったんです。ヨーロッパのマンマたちのような家庭的なオーブン料理が食べたかったし、振る舞いたくて。コンベクションオーブンでつくる“とりあえずのごはんじゃないお料理”は、生活に彩りを与えてくれました」

※写真はスフォルナトゥット・クラシック コンベクションオーブン

制約の多いひとり暮らしのキッチンにもぴったり収まったのが、デロンギのコンパクトなコンベクションオーブン。
見た目の大きさから想像する以上に庫内が広く、使い勝手がよいのだそう。
「こんなに手頃なサイズなのに、ヒーターでの加熱をしながらファンで熱風を循環させる“コンベクションオーブン”であるということがもっとも素晴らしい点です。庫内全体に熱が行き渡るのでムラがなく、温度を自動的にキープしてくれるので、オーブンが料理の腕を上げてくれる。このオーブンさえあれば、難しいと思われがちなスポンジケーキも、ふっくらと立ち上がって失敗がありません。最新のスフォルナトゥット・イーヴォ ミニコンベクションオーブンは、その名の通りひとまわりコンパクトになり、機能もさらに進化しているんですよ」

ピザストーンでさっくりパリッ! のピザ生地に

イタリアブランドであるデロンギのコンベクションオーブンで試してほしいのは、やっぱりピザ。
ピザをカリッと焼くためのピザストーン(付属品)を予熱して使うことで、まるで石窯で焼いたような本格的な食感になるのです。
「一般的に、ピザは天板の上にクッキングシートを敷いて焼きますが、生地の水分で底が湿っぽくなりやすいんです。
このピザストーンを予熱して使うことで、生地底の水分を一気に蒸発させていき、サクサクの本格的な生地に仕上げることができるんですよ」

デロンギのコンベクションオーブンとお付き合いの長い渡辺さんがこれまでに考えてくださったピザレシピは、なんと50種類以上。
今回はその中から、シンプルに生地を楽しめるマリナーラと、子どもといっしょにつくるお野菜たっぷりのピザ、とっておきの日に焼きたいローストビーフのピザを紹介します。

RECIPE手作りピザレシピ

生地の味を楽しむ
ハーブ風味のシンプルマリナーラ

トマトソースとにんにく、オレガノ、オリーブオイルだけのピザ。
このシンプルさと生地の食感を知ってほしいから、あえてアレンジはしないで。
「マリナーラは、いつも手元に持っておきたいレシピ。他のレシピでアレンジを楽しむようになってからも、このシンプルさにいったん立ち返りたいときがくるんです。おいしく焼けたピザをじっくり味わえる王道のレシピです」

材料
市販のピザ生地 1枚(直径19~22cmのもの)
市販のトマトソース 1カップ
にんにく(2mmのスライス) 1片
オリーブオイル 大さじ2
オレガノ(フレッシュ) 4~5本
作り方
  1. オーブンにピザストーンを入れ、220℃で予熱する。

  2. にんにくは2mmほどにスライスする。

  3. ピザ生地にトマトソースを広げたら、にんにくをのせ、オリーブオイルをまわしかける。

  4. 220℃の上段で10分焼いたらオレガノをのせ、さらに5分ほど焼く。

トマトの旬は春先から5月ごろ。この時季のトマトは甘みと香りが強くなり、濃厚な味が楽しめます。
「そこから夏になるにつれてトマトの味は薄くなっていくのですが、加熱することでぐっと甘みが出ておいしくなります。イタリアのマンマたちは、大きく育ちすぎたトマトを煮詰めてソースにし、保存しておくんです。キッチンに立ちたくない暑い季節には、トマトソースをたっぷり塗ったピザをコンベクションオーブンに入れている間にシャワーをして、さっぱりとしたところでビールとともに楽しむ、なんていう過ごし方もおすすめですよ。時間があれば手づくりのトマトソースにもチャレンジしてほしいですね」

子どもがお料理アーティストに
7色野菜のレインボーピザ

生地が見えなくなるほどいっぱいの野菜を取り合わせたカラフルなピザは、子どもが料理の楽しさや野菜のおいしさに触れることができるレシピ。パプリカやかぶはステーキナイフでもカットできるので、ちいさなお子さんでも挑戦できます。
「ピザづくりのいいところは、正解がないということ。お絵描きするように、自由に好きな具材をのせてつくることができるし、どんなものをのせてもおいしくできあがる。野菜を選んで切ってのせて焼きあがるまで、子どもがアーティストのような気持ちになってお料理できますよ。また、自分でつくることで苦手な野菜にもチャレンジできる、よいきっかけになるかもしれません」

材料
市販のピザ生地 1枚(直径19~22cmのもの)
かぶ 1玉
トマト 1個
パプリカ(オレンジ) 1/4個
ナス 1本
紫玉ねぎ 1/6個
ブロッコリー 1/4個
水煮コーン(缶詰) 大さじ6
オリーブオイル 小さじ8
塩こしょう 少々
ピザ用シュッレッドチーズ 150g
作り方
  1. オーブンにピザストーンを入れ、220℃で予熱する。

  2. かぶは皮をむいてから、トマトはタネを取り除いてから、パプリカ、なす、紫玉ねぎとともにそれぞれ1cm角に切る。

  3. ブロッコリーは小房に分けて塩茹でし、水気をよく切ってさらに上記の野菜に大きさが近くなるよう切る。コーンは水気を切る。

  4. なすには小さじ2のオリーブオイルを、そのほかにはそれぞれ小さじ1のオリーブオイルをまぶし、塩こしょうする。

  5. ピザ生地にチーズを散らし、順に野菜を並べる。

  6. 220℃の上段で20分焼く。

ピザにのせる野菜は、ほかにもレンコンやにんじん、キャベツ、ズッキーニなど、旬や好みに合わせていろいろチョイスできます。
「野菜選びで注意したいのは、まず水分の多い野菜は生地がしっとりしてしまうので避けること。もうひとつは、同じ時間ですべての野菜に火が通るように気をつけること。根菜はあらかじめさっと茹でておくか、薄くスライスするとうまくいきますよ。火を通した野菜は甘みが強くなるので、おいしいと思えるきっかけにつながるといいですよね」

特別な日に赤ワインと
ローストビーフとブルーチーズのピザ

ジューシーなローストビーフとブルーチーズをのせた、大人っぽい味のピザは、お祝いなどの特別な日に。ビールやソーダ系の飲み物と一緒に食べるカジュアルなイメージが強いピザも、ローストビーフをのせることで華やかなごちそうに早変わりです。
「香りがあって重みを感じる赤ワインや、イタリア生まれのアマレットというアーモンドのような香りの甘いリキュールをソーダと合わせるのがおすすめ。いつもの空間も華やかに演出できるレシピです」

材料
市販のピザ生地 1枚(直径19~22cmのもの)
マッシュルーム 4個
プチヴェール 8個
オリーブオイル 小さじ2
市販のホワイトソース 2/3カップ
ブルーチーズ
(ゴルゴンゾーラ ピカンテ)
50g
ローストビーフ(極薄スライス) 200g
作り方
  1. オーブンにピザストーンを入れ、220℃で予熱する。

  2. マッシュルームは縦に4つに、プチヴェールは大きいようなら2つに切り、オリーブオイルをまぶす。

  3. ピザ生地にホワイトソースを広げたら、ブルーチーズをちぎって散らし、マッシュルームとプチヴェールを放射状に散らす。

  4. 220℃の上段で15分焼く。

  5. 取り出し、スライスしたローストビーフを盛りつける。

ピザはもちろん、ローストビーフもコンベクションオーブンで焼くことができます。
あまったローストビーフは翌日のサンドイッチにする楽しみも。

ローストビーフを作る場合

材料
牛もも肉かたまり(厚み 5~6cm) 400g
小さじ1
こしょう 適量
バター 大さじ1
作り方
  1. 牛もも肉をトレイにのせ、塩・こしょうをして40分ほど室温におく。

  2. 牛もも肉の上に、ちぎったバターを所々にのせ、180℃に予熱したオーブンの下段で、途中で上下を返しながら35分ほど焼く。

  3. 取り出したらホイルで包み、さらに厚めの布巾で包んで温かいところで40分おく。

「ピザと一緒に食べたいのは、イタリアの北部でよく食べられる野菜のロースト。じゃがいもやレンコン、玉ねぎなどを天板にぎゅっと詰めてオリーブオイルと塩こしょうをして焼けば、野菜の甘みとコクが感じられるおいしいホットサラダに。暑い時期ならレモンをきゅっと絞ってさっぱりと。翌日以降もパスタに和えたりオムレツにしたり、使い勝手のよい常備菜にもなりますよ」

コンベクションオーブンでケーキもふんわりと軽く、
しっとり舌ざわりのいい仕上がりに

お祝いの日に、渡辺さんがこのコンベクションオーブンでぜひつくってほしいと推すのは、スポンジケーキ。
時間が経っても焼き縮みせず、きめ細やかなスポンジケーキが焼けるのは、コンベクション機能があってこその仕上がりなのだそう。

「スポンジケーキを焼くときうまくいかない理由のひとつとして、生地を入れるときにオーブンを開けることで、庫内の温度が急激に下がってしまうことにもあるんです。オーブン料理をおいしく仕上げるには、いったん下がった温度をいかに早く予定温度に回復させることができるか、が大切。180度で設定していても、生地を入れて下がったままの温度からなかなか回復しなかったら、せっかくふんわりと泡立てたケーキの生地を、ずっと低い温度のまま焼いていることになりますよね。これではふわふわの気泡が潰れてしまい、重たくてぎゅっとした生地になってしまいます。デロンギのコンベクションオーブンなら庫内の温度の立ち上がりも早く、また熱を逃さない二重構造で、柔らかくうっとりとするほどのスポンジケーキが焼けるのをぜひ体験してほしいです」

料理が苦手な人や初心者には特に、おいしくつくれるよう助けてもらえるデロンギのコンベクションオーブンをぜひおすすめしたい、と渡辺さん。この一台があるだけで、料理の幅も、おうち時間の楽しみ方もぐっと広がりそう。

渡辺さん考案のピザレシピを始め、デロンギのコンベクションオーブンで作れるレシピは公式インスタグラムでも公開中。
レシピの豊富さをぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/delonghi_japan/

監修/渡辺麻紀
取材・文/吉川愛歩